クラウドファンディング日本市場は197億円(前年度比59.5%増)

クラウドファンディング市場調査

矢野経済研究所より、2014年度国内クラウドファンディングの市場調査の結果が、2015年8月28日に発表されました。

市場規模は、前年度比で約60%増で拡大傾向です。

 

国内クラウドファンディング市場に関する調査結果2015 ‐ 矢野経済研究所

2014年度の国内クラウドファンディングの市場規模は新規プロジェクト支援額ベースで、前年度比59.5%増の197億1,200万円と拡大した。

クラウドファンディング市場については、震災以降は徐々に縮小しているものと考えていましたが真逆でした。寄付型については、震災以降は規模が縮小しているようですが、その他の購入型、ファンド型、貸付型は順調に増えているようです。

 

2014年度の市場規模を類型別にみると、購入型が約20億円、寄付型が約1億円、投資型(ファンド型)が約19 億円、貸付型(ソーシャルレンディング)が約156億円であった。

貸付型(ソーシャルレーディング)が市場の約8割を締めているということです。不動産と貸金について、いくつものサイトが立ち上がっています。156億円の規模で、あの数のサイトがあるということは事業収益は大丈夫なのでしょうか。

また、これから貸付型の規模が拡大し続けていくのか疑問です。商品内容については、貸付型の多くが毎月分配を受け取れるようなものとなっており、商品面では日本人に好まれるでしょう。

ただし、投資家は増えても、国内には貸出先(投資先)がそんなにあるのでしょうか。小さなパイを奪い合い、もしくは不良案件も取り扱う羽目になり、結果的に投資家が被害を受けなければよいのですが。(ちなみに投資信託は約100兆円規模です)

一方で、投資型(ファンド型)については、規模の拡大余地はあると予想しています。投資型については、ミージックセキュリティーズぐらいしか目立つところはなく、内容も「投資先の特典プレゼント」を前面に出した売り方となっています。

株主優待がこれだけ人気なので、類似商品として注目されるのは間違いないでしょう。こちらも投資先として適正な会社を発掘することが課題になると思いますが、この投資が注目されれば、必然的に投資先となる会社からの問い合わせも増え、案件も増えていくのではないかと思います。

 

2015年度の国内クラウドファンディング市場規模は、前年度比で43.9%増の283億7,300万円を見込む。株式型の法整備が進展していることから、今後はネット証券の参入の可能性もあり、さらに市場規模は拡大 すると予測する。

株式型は、結果的に投資型(ファンド型)と同じく、「毎年、投資先の特典プレゼント」に着地するのではないでしょうか。

株式型ということで、未公開会社の株券の売買が行われるため、売買市場も必要になってきます。PTS(私設取引システム)と同じような感じになるんでしょうか。

クラウドファンディング市場調査